＜この企業の評判＞

地方のIT業界では、孫請け、曾孫請けといった多重下請け構造が常態化している。そのうちの一つに組み込まれていた株式会社システムフォレストも、リーマンショック後の下請け切りにより、倒産寸前まで追い込まれた。
変革の必要性を痛感した代表取締役　富山氏は、全社員に向けて『脱・下請け』を宣言、システムフォレストが『元請け』となるべく、『地域密着型クラウドサービス事業』への転換を図った。
その柱としたのが、顧客管理や営業支援に貢献するSFA系のクラウドサービスである。システムフォレストが該当のサービスを既に導入しており、効果を強く実感していたことが決め手となった。
企業の規模・業種・事業内容などに合わせて自由にカスタマイズでき、初期投資も抑えることが可能なクラウドサービスをフル活用し、地方の中小企業を元気にしたい。しかし、すぐに代理店になるだけの営業力はまだ備わっていない。そこで、想いを共有できる九州各県のIT企業とパートナーシップを組み、独自の『組織的な営業網』を作り上げた。

＜この代表の魅力＞

クラウドサービスは、お客様に継続して利用してもらうことで収益を積み重ねていく『ストック型ビジネス』である。
継続性を確保するためには、サービスを提供しておしまい、ではなく、その効果が見えるまで、『お客様に徹底して寄り添うこと』が大切だと代表取締役の富山氏は考えている。
システムフォレストのお客様には、老舗酒蔵や農家といった方々も含まれる。そうした方々の『ものづくりにかける想い』を一つひとつすくい上げながら、最適なクラウドの活用方法を提案し、サービスの導入、運用、さらに導入効果が見えるまで徹底的に寄り添っていく。
その結果、クラウドの活用の優れた企業事例としてメディアに取り上げられたお客様も存在する。そうした場面を目にした時、富山氏は大きな喜びを感じるという。だからこそ、システムフォレストではお客様が成功を実感したときの『感動』にこだわっている。
お客様の成功なくして、会社の成功もない。富山氏は常にそう考えている。