<この企業の評判>
株式会社アルプスピアホームは、長野県松本市を拠点とする住宅建築販売企業である。松本市で新築シェアナンバーワン、長野県の住宅着工ランキングでも県内ビルダーとして首位を競う位置を確立している。
1999年の創業時は、バブル経済崩壊後であり、前年の長野オリンピック景気も去り、建設業者の倒産が相次ぐ混沌とした状況下であった。そのような中、当時としては革新的だった『フル装備の低価格住宅』を基軸に起業。厳寒の信州の気候風土に合う暖かく強い家を基本とし、高品質なフル装備住宅を手の届く価格で販売したところ、高性能なのにハウスメーカーや一般工務店よりも坪単価で数十万円も安価なことが地域の方々の支持を集め、順調な成長につながった。
こうしたビジネスモデルの構築にあたっては、お客様のニーズを基点に費用アップにつながる無駄は省き、業界の常識である豪華な展示場への出展は控えた。
また、お客様の望まない訪問営業も一切行わず、既存のハウスメーカーとは違った、独自のスタイルを貫いてきた。
<この代表の魅力>
代表取締役である橋本氏は、『お客様の立場になり感謝の心で仁を尽くす』という社訓を常に意識している。そして、スタッフは皆、この思いに共感し、高い誇りを持ちながら働いている。アルプスピアホームの社員満足度が高いのも、その思いと活動が成果に結び付いているからであると橋本氏は自負している。
かつては、スタッフが毎日午前様になるような働き方をすることで企業が成長していたが、お客様のためにはなっても、スタッフ自身やその家族の幸せには結び付いていないことに橋本氏は気づいた。そこで、働き方改革を断行すべく、業務の仕組み化や整理を行い、段階的に残業時間を制限。今では20時完全退社を実現している。
『関わるすべての人たちの幸せ』を実現するために、誰かに強制されるのではなく、自分自身が納得し、実践する。そんなアルプスピアホームの社風を、スタッフたちが正しく継承し、永続するような『いい会社』を作っていきたいと、橋本氏は考えている。