＜この企業の評判＞

株式会社DAQは、WEBデザイン制作を行う会社として創業したが、代表取締社長である後藤氏の音楽好きが高じて、オンラインショップでバンドのロゴをプリントしたTシャツを販売をはじめた。
売上は順調に伸び、この事業を本格化させるべく、自社ブランドである『Tshirt.st』を立ち上げ、お客様にとって活用自由度の高い『無地Tシャツ』のみに商材を絞り、ネット販売の強化を図った。これがECサイトの社会的浸透と歩を合わせたことで、その後、売上は順調に伸びていった。
しかし、同業他社の参入による価格競争が激化し、売上は一転して下降線となった。『苦難のときこそ、挑戦のときだ』後藤氏はそう考え、まずは全社員を対象とし、ゲーム感覚で学ぶ経営者育成研修を受講した。この研修を通じて社員の経営意識が高まり、より多角的な視点から店舗運営が行える人材が育っていった。
人材育成と同時に、最たる集客先であった自社サイトの強化にも取り組み、検索サイトに表示されるPPC（Pay Per Click）広告の効果的な活用と、購入までの流れが分かりやすいサイトづくりなどを進めた結果、売上が大きく伸びていった。

＜この代表の魅力＞

ネット販売を行う場合、ロイヤリティが発生する大手ECサイトに依存した経営では、大幅な利益の伸びは期待できない。そのため、利益率の高い自社サイトの売上構成を高めていくことが成功へのカギになると代表取締役社長の後藤氏は考えている。
集客率を高めていくうえで最も重要になるのが、検索エンジン最適化、いわゆるSEO対策である。顧客がキーワードで検索した結果、画面のより上位に自社サイトが表示されるほど認知度が高まり、集客率も上昇していく。
この点でDAQは改善に改善を重ね、顧客目線に立った高品質の商材づくりや、サイト動線の充実を図ってきた。その結果、検索サイトで常に上位に表示されるようになり、個人はもちろん、法人の大口受注も増加し、現在は営業利益の８割以上を自社サイトが占めるようになっている。
現在はさらなる成長を目指し、『小売業からメーカーへ』を合言葉に、デザイン性の高いオリジナルiPhoneケースの開発にも取り組んでいる。後藤氏は今後も柔軟な発想をもって未知の分野に挑戦し続けていきたいと考えている。