＜この企業の評判＞

社会保険労務士の仕事というと、中小企業の労務業務が一般的である。2009年に秋葉原で創業した社会保険労務士　渡辺事務所も、当初は労務業務を行っていた。しかし、小規模事務所の新規参入が不利とされる業界のため、法人顧客の開拓に苦戦。さらには大口顧問先の解約や顧問料削減等が重なり、経済的不安が増大していった。そんな時、障害年金について学ぶ機会があり、代表の渡辺様は、はじめて障害年金を『市場』として意識することとなる。
それまではほとんど知識を持っていなかったが、『もらえるはずの年金を受給できない』ケースも多いことを知り、渡辺氏は社会貢献につながる素晴らしい仕事であることを知る。障害年金との出会いをきっかけに、渡辺氏は事務所を創業の地である秋葉原から、地元のである千葉市への移転。心機一転、地域密着型の態勢を整えた上で、業務を障害年金に特化させていった。
その結果、翌年から年間受任件数が大幅に伸び、『障害年金請求サポート分野で日本トップクラスの業績』と評価されるまでに成長した。

＜この代表の魅力＞

障害年金業務は、お客様の障害や家庭環境など個々の厳しい状況に応じ、臨機応変な対応が不可欠である。より細かな支援のためには、時に依頼者のプライベートな部分にも踏み込まざるを得ず、代表の渡辺様はビジネスライクに割り切ることができずに戸惑うことも多かったという。
それでも受給が認められ、よろこぶお客様の顔を見れば、それが何よりの励みになるという。うつ病を患い、『支給されなければ死を選ぶ』とまで思い詰めていたお客様が、無事に受給が決まり、「生きる希望が湧いた」と語ったときの充実感は、まさにひとしおであったという。
また、障害年金業務で大切なのは、顧客第一の姿勢を忘れないことである。業績と事務所の拡大を目指すことはもちろんであるが、目先の損得にとらわれない柔軟な対応を心がけている。
業界でも数少ない、障害年金業務に特化した事務所としての地位、評判を確立したいま、渡辺氏は、就労支援をはじめ、『依頼者の生活と社会復帰』をトータルに支えるネットワークをより強化していきたいと考えている。