＜この企業の評判＞

司法書士法人ABCは、発足直後は債務整理業務を中心としていたが、同業者の乱立により相談件数が減ったため、当時注目されていた相続業務への進出を検討した。しかし、相続業務にも激しい競争があり、事務所が生き残るためには『業務を特化することが最も重要である』と考え、相続業務の中で唯一置き去りにされていた負債相続に着目し、『相続放棄相談センター』を設立した。
現行の法制度では、負の遺産は自動的に近親者が引き継ぐことになっており、それを防ぐ方法として相続放棄が存在する。
しかし、その支援にあたる専門家は少なく、負の遺産を抱えて苦しむ人も多く存在する。事実、司法書士法人ABCには、相続放棄相談センター設立直後から問い合わせが殺到した。
相続放棄相談センターの活動は手探り状態からのスタートであったが、多数の案件を担当する中で、さまざまなケースに対応できるノウハウを地道に蓄積していった。こうした着実な活動を通じて、他の事務所では難しかった案件にも対応できるようになり、相談件数、スタッフ数ともに増加していった。

＜この代表の魅力＞

相談者が抱える問題は、非常に複雑な内容が多く、ひとつの士業では解決できないケースも多く存在する。従来の常識にとらわれず、専門家同士が垣根を越えてひとつのチームとなれば、いま以上に幅広いサポートが可能になる。
そうした考えから、代表司法書士の椎葉氏は、土地家屋調査士、測量士、社会保険労務士、行政書士の仲間と共に『一般社団法人　ABCアライアンス』を立ち上げた。
これにより、お客様が抱える複雑な問題に対しても、ワンストップかつ、より幅広い見地から得た最適解を提供することが可能となった。
椎葉氏は、『負債相続の分野はまだまだ奥が深い』と感じている。今後は業界全体のレベルアップ、さらに社会貢献という意味も含め、今まで蓄積してきた多様なノウハウを社会に還元していきたいと話している。
こうした活動を通じて、誰しも抱える可能性がある『負債相続』という問題に注目が集まり、困っている人を一人でも少なくしていきたいと考えている。