＜この企業の評判＞

トリプルグッド税理士法人では独自に作成した『クレドカード』を全社員が常時携帯し、経営哲学である、『顧客』、『トリプルグッド』、『社会』の『三方よし』の理念や仕事観を共有する取り組みを10年ほど前から行っている。
 朝会や勉強会など機会があるごとに繰り返し発信することで、クレドに込められた思いが徐々に社員へ浸透し、最初は後ろ向きだった社員も、仲間の良い考えに影響を受け、変わっていく。こうしてクレドの考え方が、社風、ひいては企業文化にまで高まっている。
 その一方、税理士法人を取り巻く環境は、全体として厳しいと言わざるを得ない。
 廃業の増加による顧客減や、競争激化による顧客単価の大幅減。従来の主たる業務である記帳や申告も徐々に減っていくことが予想される中で、他社に対する優位性を確保するためには、それ以外の部分で付加価値を提供する必要がある。
 そのため、トリプルグッド税理士法人では、クラウド基盤の整備やクレド導入の提案などを積極的に展開。また、飲食、美容、介護、不動産などの業種に特化したサービスの提供も行っている。

＜この代表の評判＞

代表の実島氏は、週に1日、『お客様との連絡を取ってはいけない日』を設けている。
 その日は会議や社内業務に専念し、終業後は、社内バーで懇親会を開いている。この思い切った施策により、社内のコミュニケーションが活性化され、団結力がより一層高まったという。さらには、日常業務に追われて忘れがちな向上心が養われ、より質の高いサービスを行うためのきっかけづくりにもなっている。
 これこそまさに、実島氏が提唱する『三方よし』の表れであろう。
 このような活動が社内だけではなく、お客様からも評価された結果が、毎年約20%ずつの増収・成長という数字に表れている。
 実島氏は、中堅、中小企業が永続的に繁栄し、黒字の企業が増えれば、結果として日本がもっと元気になると考えている。
 それこそがトリプルグッド税理士法人のクレドであり、達成できた暁には、お客様のみならず、トリプルグッド税理士法人、そして全社員が成長している証と言えるだろう。